Eli Verveine(Tardis Records/Switzerland)
"You sound just like from my hood in Chicago"
これはシカゴハウスのオリジネーターであるMarchall JerffersonからEli Verveineに送られた讃辞である。
スイス・チューリッヒ出身のDJ・プロデューサー。ジブリファンにして大の親日家。
彼女の活動は地元の伝説的なクラブDachkantineやRadio Loraでの番組へのレギュラー出演から本格的に始まった。2008年、mnml ssgsにフックアップされたmixがヨーロッパのコアなダンスミュージックファンの間で話題となり、古くからの盟友であるJuliettaやVeraのサポートを受け、Harry Klein、Robert Johnson、Panorama Barなど、ヨーロッパ各地の著名クラブへと活動の場を広げていった。トラックメイキングにおいても、2012年にTardis Recordsを始動し、Deepで骨太な自身の楽曲NessはJan Krueger、John Osborn、tINI、David Alvarado等、多くのDJのトラックリストに組み込まれている。
ここ日本での知名度はまだ低く今回が彼女の初来日となるが、上述の経歴、ベルリンで共演したyone-koの「このDJのレコードの掘り方、かなり共感が持てる」との所感から、かなりの実力があるDJだということは間違いない。4年前にフックアップされたmnml ssgsのmixが今でもタイムレスな響きを失わないことからも彼女のテイストが普遍的に受け入れられるものであることの証明にもなっている。彼女が愛情をこめて厳選した新旧のトラックが、リリースされた時期と時期、テクノとハウスの折衷点を導き出すがごとくしなやかにミックスされる様を是非とも体験していただきたい。
yoshiki (op.disc)
90年代中盤に大阪club Rocketsを中心にDJとしてのキャリアをスタート。
自らのパーティをオーガナイズする傍らレコードバイヤーとしても現場で活動し、クラブミュージック中心の日々を大阪で過ごしたのちに2003年、ベルリン、ロンドンへ語学留学という名目で現地のクラブシーンへと飛び込み、同時期にトラック制作も開始。現地のクラブや様々な文化の違いの中で培った感性をDJや作曲にちりばめ自身の音楽性を確立していった。
帰国後、Torema Recordsやop.discから作品をリリースし、オーバーグラウンド、アンダーグラウンドを問わず国内外のアーティストと共にパーティを作り上げている。2010年夏にはベルリン、ポーランドへとDJで単身遠征し海外のパーティでも足跡を残した。
全面に押し出す低音を重視したダークなミニマルテクノを着々とミックスする中にもポップかつトリッキーな遊び心も持つ有機的なDJスタイルは、モノトーンでカラーを表現したような独創的なプレイでひっそりとフロアの空気を彼自身の色に変化させる。
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