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  • 池田亮司の待望の新作パフォーマンスが遂に京都で日本初演を迎える。 池田はパリを拠点に世界的に活躍する、電子音楽家でヴィジュアル・アーティスト。昨年のKYOTO EXPERIMENTでも、オーディオヴィジュアル・コンサート『datamatics [ver.2.0]』をここ春秋座の大空間で発表し、強烈な印象を与えたことは記憶に新しい。昨年11月にパリ・ポンピドゥーセンターで初演された「superposition」の新シリーズは、量子力学や量子情報理論を作品化しようとする野心的なプロジェクト。そのパフォーマンス版となる本作では、池田の作品では初の試みとなる生身の身体(2名のパフォーマー)がステージに登場。合計22面のスクリーンが奥行きをもって配置され、ステージ上のすべての構成要素―サウンド、ヴィジュアル、物理現象、数学的概念、人間の行為そして無作為性― は、重ね合わせ(superposition)の状態となる。その崇高かつ圧倒的な空間体験は、池田流の〈世界〉への触れ方に違いない。
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