ダンスミュージックの礎を創った偉大なレジェンドを迎える夜
彼こそが、ダンスミュージックカルチャーの原点といえるのかもしれない。1972年のNY。弱冠17歳だったNicky Sianoは、自ら創ったクラブThe Galleryに3台のターンテーブルを導入 し、曲のピッチを合わせてミックスしていくDJスタイルを初めて確立したのだ。そして彼のスピリットは、Larry LevanやFrankie Knucklesといった偉大なレジェンドたちに受け継が れ、80~90年代の世界を揺るがすハウスムーブメントへと発展していくことになる。先の2人が世を去った今もなお、Nicky Sianoは精力的にDJ活動を続けている。伝説中の伝説といえる人 物を迎える、貴重な夜。現代に蘇るThe Galleryを目撃せよ。
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<Nicky Siano>
ニューヨークの伝説的クラブThe Garellyの創設者。ビートをミックスできるように3台のトーレンス製ターンテーブルを導入、スピーカーは劇場や映画館などで使用されるAltec Voiceを独自にカスタムした。クラブにおいてスタンダードと言えるスタイルだが、世界で初めてこうしたシステムを試みたのがThe Galleryである。当然の如く、The Garellyには有能な才能が集い、その中にはLarry LevanとFrankie Knucklesもスタッフとして在籍していた。彼らはNicky SianoからDJや照明のテクニックを学び、Larry Levanは77年からParadise GarageでレジデントDJとして活躍。Frankie Knucklesはシカゴへ渡り、WAREHOUSEのDJに専念した。The Gallery閉店後の1977年からはニューヨークのクラブSTUDIO 54のオープンからレジデントDJを務めた。同時期にチェロ奏者のArthur Russellと共にDinosaur名義で「Kiss Me Again」を発表。この楽曲で彼はレコードをプロデュースした最初のDJとなる。1984年にDJ仲間であったDavid Rodriguezをエイズで失い、ダンスミュージック・シーンから一時引退。医療の学位を取得し、HIVウィルスに対する社会的緩和を広めるベストセラー「No Time to Wait」を随筆するなど、主に福祉活動に貢献してきた。その後Francois K.に誘われ、1998年にDJとして復帰し、2004年にはコンピレーションアルバム『Nicky Siano's THE Gallery』を名門Soul Jazz Recordsよりリリース。タイトルが示す通り、The Galleryで自身がかけていた楽曲を収録し、現存のクラブシーンの根底に流れているスピリットを提示した。キャリア30年以上を誇る奇跡のDJ、Nicly Siano。彼が創り出す歴史は、まだ終焉を迎えない。
料金
Door ¥3500 w/f ¥3000 AIR members ¥2500 Under 23 ¥2500 Before 11:30PM ¥2000 After 6AM ¥1000このイベントで問題がありましたか?
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