Chapter

01

ベスト・アルバム

2018年3月

- The Mover
  Undetected Act From The Gloom Chamber
  Planet Phuture
  
  Marc AcardipaneのThe Mover名義が復活。かつての時代のテクノ・マジックが健在であることを見せつけた。
  
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- Essaie Pas
  New Path
  DFA Records
  
  Marie DavidsonとPierre Guerineauがクラシック・サイエンス・フィクションを取り入れ、非常にモダンなパラノイアを感じるダークなダンスミュージックを完成させた。
  
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- Kilchhofer
  The Book Room
  Marionette
  
  モジュラー・シンセシスのマスターが、蠢くリズムとエキゾチックなサウンド、ノスタルジックなメロディーからなる親密な世界を作り上げた。
  
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- Electric Indigo
  5 1 1 5 9 3
  Imbalance Computer Music
  
  Susanne KirchmayrがRobert Henkeデザインによるプラグインを使用し、ヴォーカルサンプルから、奇妙で時に魅力的なテクノのサウンドスケープを生み出した。
  
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- Facechain
  Accensor
  Dream Catalogue
  
  Dream Catalogueのニューカマーによる強力なデビューアルバムは、まるで暴風雨の中でダブテクノを聴いているようだ。
  
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- Hunee
  Hunchin' All Night
  Rush Hour Music
  
  ダンスミュージックにおいて最もエクレクティックなDJの1人のレコードバックが垣間見える。
  
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- Mark Grusane
  The Real Sound Of Mark Grusane
  BBE
  
  ベテランのレコードディーラーであり、才能あるDJが、掘り出し物のトラックを自身で愛情を込めてエディットしたものをコンパイル。
  
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- Vakula
  Metaphors
  Leleka
  
  Vakulaがより遠くの宇宙へと進んだ、クラウトロックにインスパイアされた長尺ジャムのレコード。
  
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- De Leon
  De Leon
  Mana
  
  この丁寧かつ予測不可能なリズムで構成された控えめなLPは、特大の印象を与えてくれる。
  
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- Bézier
  Parler Musique
  Dark Entries
  
  Bézierがニューウェイヴ、イタロ、シンセポップをブレンダーにかけ、’80年代の派手さをキャプチャーしたLP。
  
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02

ベスト・シングル

2018年3月

- Peggy Gou
  Once
  Ninja Tune
  
  今年は皆がPeggy Gouの名前を口にする。その理由は今作のような、個性と機能性のバランスが上手く取られたメロディックなハウスのレコードを聴けば分かるはずだ。
  
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- Francis Harris
  Minor Forms
  Scissor & Thread
  
  アメリカ人プロデューサーによる5年ぶりの新作ソロEPは、DJ Sprinklesへの憧れと、陰気でジャジーなサウンドパレットを感じさせる1枚。
  
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- DJ Marcelle
  Another Nice Mess / Psalm Tree
  Jahmoni
  
  奇妙なスポークンワードのサンプルと、極端なムードの変化、レフトフィールドなリズム。
- DJ Slyngshot
  New Era EP
  YAPPIN
  
  ドイツの奇才プロデューサーが描く、ローファイなブロークンビートのスケッチ。過ぎ去った時代の失われた遺物のようなサウンドだ。
  
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- Pangaea
  Bone Sucka / Proxy
  Hessle Audio
  
  "Proxy"のピアノリフよりも感染性があるのは、"Bone Sucka"の力強いブレイクビーツくらいだ。
  
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- Andrea
  Remade
  Ilian Tape
  
  Ilian Tapeらしいアトモスフェリックを纏った、Shed以降のテクノ。
  
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- 4E
  The Gentle Killer
  was / is
  
  この1996年に4Eが発表した、テクノとエレクトロの中間に位置するレコードは、まるで今月リリースされたばかりの新作のようにも聴こえる。
  
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- DJ Nigga Fox
  Crânio
  Warp Records
  
  リスボンの気鋭がWarpに初登場。彼のやんちゃなクラブサウンドよりも、リッチでタイトで、洗練されたバージョンの作品が発表された。
  
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- Wata Igarashi
  Sekala
  Midgar
  
  日本を代表するテクノアーティストの1人が、またもや繊細さを慎重に紡ぎつつドラマ感を加えた新作EPをリリースした。
  
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- Martyné & Jacob Chenaux
  Bodin - Scale
  Pressure Traxx
  
  Traffic Recordsクルーによる10分超のトラック2曲は、彼らのハウスとエレクトロのスタイルを非常に魅力的にしている、機敏でオールドスクールなスピリットが浮き彫りにされている。
  
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- 700 Bliss
  700 Spa
  Halcyon Vei
  
  Moor MotherとDJ Haramがタッグを組み、クラブビートと心に残るスポークンワードからなる素晴らしいEPを完成させた。
  
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03

ベスト・ミックス

2018年3月

- Teki Latex
  The Naked King
  
  TekiによるKing Of Blendsトリロジー第3弾は、ポップアンセムとダンスクラシックス、カッティングエッジなクラブミュージックを織り交ぜた、彼にしかできないミックス。
- Kampire
  Sounds Of Sónar
  
  ウガンダ人DJでありNyege NyegeのメンバーであるKampire Bahanaが、アップフロントでベーシーなダンスミュージックのミックスを披露。
  
  Vincent Lemieux
  Toi.Toi.Mix Series 16
  
  カナダで最も過小評価されているDJの1人であろうVincent Lemieuxが、先月ベルリンのHoppetosseで開催されたGet Perlonizedに出演した際の録音。
  
  Alexandra
  Cashmere Texture Mix #26
  
  Melliflowの共同創設者が、ダウンテンポ、ハウス、エレクトロを行き来する音源をCashmere RadioのTexture Mixシリーズに提供。
  
  Octo Octa
  DISCWOMAN 40
  
  4時間に及ぶ、シカゴ・クラシックスを中心とした熱狂的で両手を宙に掲げたくなるようなハウスミュージック。
  
  Bleaching Agent
  100% Gabber Set
  
  ガバ・クラシックスで構成された37分間の血が沸き立つようなミックスで、ダンスミュージックのハードな一面に触れよう。
  
  Varoslav
  Mosaic Mix Series 027
  
  フレンチ・ミニマルシーンにおける中心人物によるミックスは、“ルーピー”と“グルーヴィー”がキーワード。
  
  SCRAAATCH
  Truancy Volume 208
  
  MHYSAとlawdが、リスボンのダンスミュージックとジャージークラブ、あらゆる種類のヒップホップ、そしてたくさんのブート盤を織り交ぜた、世界中を旅するようなミックス。
  
  Kieran Loftus
  2 RAW 4 THE DAW (PC)
  
  ジャージーやボルチモアのクラブサウンドを正反射させた、歪んでいて楽しげなハウスを作る東海岸拠点のアーティストによる、全曲オリジナルのミックス。
  
  DJ Bus Replacement Service
  Sheffield February 2018
  
  先月のポッドキャストを聴いてもっと聴きたいと思ったそこのあなた。覆面セレクターがシェフィールドのHMT Hard Cruで披露した、ハチャメチャな音源をどうぞ。