掲載日
Fri, Jan 23, 2015, 08:17
- ミキサー、コントローラー、オーディオインターフェース、そしてエフェクターの機能を装備したMX-1が登場。
RolandのAIRAシリーズの最新製品が、現在アメリカにて開催中のNAMMショウにて発表された。
MX-1 Mix Performerが、ドラムマシンのTR-8、ベースシンセTB-3、エフェクトユニットVT-3、そしてシンセサイザーSYSTEM-1に続き、同社のダンスミュージック向けのハードウェアラインに加わる。同シリーズの他の製品とは異なり、本機はRolandのクラシック製品の踏襲ではない。なんと前述の4機を1つにまとめたようなデバイスなのだ。製品名からも分かるように、本機は合計18チャンネル入力のパフォーマンスミキサーである。各チャンネルにそれぞれミュート機能やLED照明付きのフェーダー、10種類のEQ、フィルター、アイソレーターから調節可能なデュアルトーン/フィルターノブを装備。また、コントロールサーフェスモードではDAWのMIDIコントローラーとして機能する。チャンネルは、6つのアナログチャンネル、1つのステレオデジタルチャンネル、2つのPCチャンネル、そしてUSBケーブルを繋ぐことによって本機にAIRA製品のオーディオ、MIDI、シンセを転送し、(VT-3に)バスパワーを供給可能な、AIRA専用の4つのUSBポートを搭載している。更に、大型パフォーマンスノブによるコントロールが可能な6種類のマスターエフェクトを装備しているほか、3種類のビートエフェクト(フィルター、サイドチェイン、スライサー)はチャンネルごとに選択可能。これらは、TRシリーズを彷彿させる16個のステップシーケンサーボタンを使って操作できる。Rolandによると、本機は「制作現場やライブ・セットの中枢として、アクティブにプレイできるミキサー」であるとのこと。動作の様子は以下のビデオをチェックしてみてほしい。
Rolandは、AIRA MX-1 Mix Performerを近日発売予定。