NANO MUTEK.JP 2021の開催が決定

  • 掲載日
    Wed, Jan 27, 2021, 04:00
  • Suiko Nakai
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  • “ライヴパフォーマンスの新しい鑑賞環境を提供する”イベントには、公演、ライブ配信、アーカイヴ上映、リモート配信で参加可能。
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  • MUTEK.JPが、新たなプログラムNANO MUTEK.JPを実施する。 昨年5周年を迎えたこの音楽とデジタルアートの祭典は、12月にリアルとオンラインのハイブリッドフェスティバルとしての開催を終えたばかりだ。文化庁の文化芸術収益力強化事業の一環として、2月6日(土)から9日(火)の4日間にわたり開催されるNANO MUTEK.JPでは、総務省/一般社団法人映像配信高度化機構の策定する4K/8K高精細映像や立体音響の配信仕様に基づいた、「高度映像配信プラットフォームを活用した多拠点映像配信環境の構築による新しい鑑賞環境サービス」の提供が試験的に行われる。 プログラムには、日本のアンビエント・サウンドのパイオニアINOYAMALANDによるシンセサイザー主体のライヴセットをはじめ、RhizomatiksのDaito ManabeとSatoshi Horiiによるオーディオヴィジュアル・パフォーマンス“phenomena”、MUTEKの長年のコラボレーターである大野哲二によるオーディオビジュアル・プロジェクトIntercity-Expressが含まていれる。また、サウンドアーティストの藤|||||||||||田、音楽家/シンガーソングライターの角銅真実もライヴパフォーマンスを行う。 尚、本イベントに参加するには、公演(実演)、ライブ配信上映、アーカイヴ上映、リモートライヴ配信の4つの方法がある。公演とアーカイヴ上映(2月23日から26日に実施)は渋谷のストリームホール、4K高精細映像のライブ配信は同じく渋谷のヒカリエホールAにて行われる。(リモートライヴ配信は2月8日のみ実施。)プレスリリースは今回の新たな取り組みについて、「ひとつの場に多数の観客を動員することが難しくなったコンテンツを高度映像配信プラットフォームを活用し多拠点に向けて発信することで、新たな表現の場の可能性を探るもの」だと説明している。また、「今後、さまざまな文化施設/劇場/ホール/ホテル等の多拠点をネットワーク化し、高度映像配信プラットフォームによる高精細映像の配信で新しい鑑賞環境を構築することを見据えています」とのことだ。 全プログラムの詳細は、MUTEK.JPのウェブサイトをチェックしてみてほしい。

RA