掲載日
Tue, Mar 30, 2021, 05:00
- 2009年に録音されて以降公にされていなかったLPが、昨日急遽発売。
Nils Frahmの最新作『Graz』が、昨日Erased Tapesから登場した。
全9曲収録のアルバムは、Frahmが2015年に共同創設した“世界ピアノ・デー”(毎年88番目の日)にリリースされた。本作は、2009年にオーストリアのグラーツ国立音楽大学にて録音されたもの。グランドピアノで演奏した収録曲の多くは未発表だが、“Hammers”の別バージョンはFrahmの2013年のアルバム『Spaces』に収録されている。
「『Graz』のセッションで、グランドピアノから音楽を絞り出すのに苦労したのを覚えています」とFrahmは語る。「今でこそ楽しんで聴けますが、かなり長いことこの録音を秘密にしていたんです。僕にはすごく若い時の自分の音のように聴こえるんです。当時の音楽表現の多くを今自分で再現することはできないでしょうね」
『Graz』は以下で試聴可能。
Tracklist
01. Lighter
02. O I End
03. Because This Must Be
04. Kurzum
05. And Om
06. Hammers
07. Crossings
08. About Coming and Leaving
09. Went Missing
『Graz』は現在Erased Tapesより発売中。