- Mark Flashがデトロイトの伝説的グループのサウンドを送る
- 第620回目のRAポッドキャストを、Mark Flashはアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市イースト・グランド大通り3000番地という、テクノ史において極めて重要な住所の1つで録音した。約30年前に結成されて以来、テクノのスタイル、サウンド、そしてアティチュードを体現し続けてきたグループ、Underground Resistanceのホームである。幾度のメンバーチェンジを経ながら(初期メンバーにはRobert HoodやJeff Millsもいた)、彼らはそのサウンドに忠実であり続け、生誕地デトロイトに献身し続けてきた。
Underground Resistanceの精神において重要な部分の1つは、彼らが自分たちの音楽の前に立つのではなく、その後ろに立っているという点だ。Millsらと共にURを創設した1人である'Mad' Mike Banksは、2007年にThe Wireが公開したインタビューの中で故Mark Fisherにこう語った。「もし自分のエゴを音楽の前に置き、スピーカーの前に立たせるようなことをしてみろ。キミの音楽を聞こうとしている人たちはキミの音楽を聞くのではなく、ただキミのエゴを聞くハメになってしまう。」
BanksはUnderground Resistanceと最も密接に関係している人物だが、Mark Flashもまたこのコレクティブにおける不可欠な存在である。音楽は彼の中に流れる血そのものだ––彼の父親はデトロイトのツアーバンドのメンバーだったほか、彼は最初のターンテーブルを1979年に手に入れ、その後DJ Rolandoを介しBanksと出会った。そして現在は、Depth ChargeとGalaxy 2 Galaxyという2つのURのライブプロジェクトに参加している。RA.620では、Flashが90分間のハイテックソウルでURをレペゼンする。中には、今回のミックスの為に彼が書き下ろしたビートも含まれている。
Underground Resistanceは、2018年6月にアルバニアで開催されるフェスティバルKalaにて、Depth Charge名義のライブパフォーマンスを披露する。
トラックリストAril Brikha - Groove La Chord
DJ Bone - Detroit Is Hard
Gershon Jackson - Take It Easy (Mike Dunn Blackball Ezee Mixx)
Robert Hood - Shaker
Johnny D & Nicky P - Next To Me (Henry Street Mix
Jon Dixon - Paulista Avenue
Kevin Saunderson - Future (Kenny Larkin Tension mix)
Mark Flash (Torment Beats)
Mark Flash - Kairad
Chambray - Anew
Mark Flash - Corktown Groove
Todd Terry, Limelife - Baby Can You Reach (Roog & Dennis Quin Tribute Mix)
Norty Cotto - Destino (Norty Cotto Naughty Boy Remix)
Levantine Atmosphere (Mark Flash Rework)
Mark Flash - Brothers Groove
Mele - Latin Track
K'Alexi Shelby - Cum Face The Music
DJ Fudge - Ivette
Tom Blip - Wrong Guanco
Mark Flash Beats
De'Sean Jones - VooDoo (Mark Flash Rework)
The Martian - Firekeeper
Kiko Navarro - We Are One (UR Dub)