- 新年を迎えるための想像力に富んだダウンテンポとアンビエント
- 「発展したり、壮大になったりする音楽を作るのが苦手なんだ」と、John Danielは2017年にTone Madisonのインタビューで語った。「どっちかというと、絵みたいに—キャンバスの上に筆を走らせるようにやる方が好きだよ。」それは心に刺さるような名言であり、忍耐、熟慮、集中という言葉でForest ManagementとしてのDanielの音楽の魅力を説明するのにも一役買っている。「Rooftop By Dusk」(素晴らしいアーカイヴ集)や「Passageways」のような最近の作品は、包み込むようなゆったりとしたサウンドが特徴だが、当てもないということでは全くない。メロディやテクスチャーの新たな波一つ一つが意図的であり、しばしば心を奪われる。
このアメリカ人プロデューサーのRA Podcastではそうしたアプローチが披露されているが、彼自身のリリースよりも広大な音のパレットで描かれている。真珠のようなテクスチャーが 繊細なビートと融合し、耳元では声が出入りし、遠くから聞こえる音がうなじの毛を逆立たせる。Ultrafog、Nadia Khan、Florian T M Zeisigといったニュースクールのプロデューサーたちによるトラックと、Luc Ferrariによるミュージック・コンクレートの実験が混ざり合い、“アンビエント”というよりも、生きていて呼吸するランドスケープのようなサウンドを生み出している。
トラックリストHalim El-Dabh - Venice
_"/._.\"_ - Course Correct
Orlando Kimber / John Keliehor - Cloud Music
Joel Tammik - Sume
Super Minerals - Clusters
Ultrafog - Thirty Three
Taevalaotus - Lauge (Slanting)
Nadia Khan - Conversations
Jung DJ - Untitled (from Q/Archive)
Strië - Man With The Thick Glasses
Liai - O
Sawako - Locus of Everyday Life
Angelo Harmsworth - 13353 (Expanded Terza Rima)
Luc Ferrari - 8'16
Paul DeMarinis - Fonetic Francese
I/DEX - Illude
Florian T M Zeisig - Pallasite II
Amby Downs - yuuruu (runoff)
mb - Night Birds
Lokua - Water Rock
Heated Void - Headlands
Illusion of Safety - Lilt
Private Elevators - Good Old Days