Apple - Garageband for iPad

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  • 主なAppleiLife(iMovie,iPhotoそしてGarageBand)のファンクションは非現実的,健全なアメリカの子供達のイメージをそのまま形にするために作られたのであろう。そしてGarageBandは、この気取らない存在にとって選ばれたサウンドトラックのツールである。Norman Rockwellの音楽シークエンサーと言える。しかし、GarageBandファンの中には‘本物’のミュージシャンやプロデューサーも含まれている。音声を録音し、きちんとしたソフトウェアーインストルメントのセレクション更にはFlex Timeのタイムスクラッチといった機能も搭載している。プロフェッショナルには重大であるが、Logic-アップルの最高峰のオーディオプロダクションのソフトウェアーがGarageBandプロジェクトを開始するのだ。 Appleは、GarageBandは、既にiPad1でもあったが、iMovieとGarageBandのアプリをiPad2に搭載することを発表した。GarageBandアプリはOS Xバージョンにて開ける事ができる、つまりユーザーがiPadで曲制作を開始し、GarageBand OSXで処理し、最後のミックスをLogicで行うといったもので、iOSアプリでこのようにパワフルなデスクトップ上でのデジタルオーディオワークステーションを使ってダイレクトに繋げられるものはなかった。 GB iOSでは、カバーフロウスタイルへとブラウザーが開くようになっており、ソフトウェアーインストルメントのデーター群が表示される。そこからインストルメントアイコンを選び使用する。キーボード系楽器のページは、キーボード、ピッチとモッドホイール、オクターブボタン等が表示される 共通のレイアウトとなっている。スケールボタンではキーボードの音階を特定のスケールに順応させることができる。アルペジェイターというラッチ可能な機能も搭載しているので、他のシンセコントロールを使っている時にも使用可能だ。キーボードには夫々四つのノブと、フィルター、カットオフなどの調整も可能。夫々のページの上の向かえにあるコントロールバーで曲の転送や録音、またセットアップタスクも起動可能である。 インストルメントカテゴリーにはキーボード、ドラム、ギターアンプ、オーディオレコーダー、そしてサンプラーが含まれている。各々のカテゴリーにはプレセットがあり、キーボードのカテゴリーの中にも、キーボード、シンセクラシックスや、シンセバスなどが含まれている。シンセクラシックスに加えて、Evolving Colors,Soft AnalogやSyntetic Voiceのタップも搭載。その中には、割合良いサウンドを作り出すものもあり、セッティングを変更した場合カスタムスロットに保存できる。 ドラムキットページでは、一般的なキットを紹介している。これらの画面上のドラム一式を叩くの楽しいが、実際には便利とは言い難い。一方では、グリッドをベースとしたスマートなドラムもある。キットを選びドラムの音をグリッドへとドラッグする。上部の方に置くほど、音量も大きくなる設定だ。左から右への軸椎によってパターンの複雑にさせることができるのだ。この設定は理解しやすく、プログラミングとオートメーションの絶妙な組み合わせと言って良いだろう。スマートなキーボード、ベースとギターのセクションもある。キーボードでは垂直線コードに基づいて自分のプロジェクトで使用しているキーに合わせてくれる。:上部分をタッピングしてコードを演奏させ、下部では補足的にベースの曲譜を表示してくれる。オートプレイオプションでは、ただ出だしのコードを弾くだけで、変更したい時に他の箇所をタップすれば良いという仕組みになっている。分散和音のスタイルと言って良い。スマートギターとベースは同じようなやり方で作動する。はじめにコードをオートプレイに頼って全て一回で演奏する。 Audio RecorderとSamplerはiPadに入っているマイクロフォンまたは付属のマイクロフォンを通して使用できる。Recorderには、ボイスエフェクトプレセットも搭載されており、大・小のリバーブや電話声、もちろんロボット声も入っている。Samplerは素晴らしい作りになっていて、大きなレコードボタンや、インプットのレベルメーターやADSR専用のコントローラーもあり、これだけでも買う価値ありである。 IK MultimediaのiRigを通してギターをプラグインしてみた。驚くことに、ギターアンプは、本物のFender MarchallやVox,MessaそしてOrangeのようなアンプの音、見た目をしているのだ。10こにも及ぶストンプボックスのエフェクトもその中に含まれていた。 270ものApple Loopsがアプリに含まれているがそれ自体を使ってプロジェクトを開始することはできない。最初に何か録音をしないといけないのだ。テンプレートとして、自分はシンセサイザーの1音符を録音したりした。 録音をするには、Song Settings windowに飛び,、メトロノームを確認、そしてプリファレンスも選択、そこからテンポとキーを決める。インストルメントセッティングウィンドーでは、クオンティゼーションのセッティングもある。曲のセクションによって録音とアレンジが決まり、1から32小節までの長さをセッティングできる。トラックスクリーンは、本物のGaragebandのような見た目をしている。 まどろっこしいことに、音符を描く方法がない。リアルタイムで全て録音しなければいけないので、編集する際に音の追加や削除や音符の移動などが出来ない状況を生む。曲の一部を動かしたり、分割したり、また曲の途中から再録音し他のものへと交換できる。そういった面でオーディオエディットでの様々な障害が生じ、フレックスタイムで録音できるというLogic Proから受け継いだGB OS Xの機能性が全くない。一度メイン部分を録音してしまうと、ソングセレクションンを選択して、アレンジも可能だー部分部分はコピー、ネーミング変更、再構成もポップアップリストを使用すれば可能である。 ミキサー部門はない。つまり各トラックで各ボリューム、ミュート、ソロのコントロールがある。その他はwindowのトラックセッティングからパン・エコーレベルそしてリバーブレベルのコントロールを使用して管理できる。マスターエフェクトもまたこの部門で選択できる。トラックは重複可能であるが、セッティングだけのみで、録音された中身の重複はできない。また1プロジェクトごとに最大8個である。 出来上がったプロジェクトはAACとしてITunesに送ることができるしGarageBand内にも保存可能である。IPad内で移動はできないが、この点を改善してもらえれば、GarageBandで曲を書き込み、ITunesに送り、それをIMovieで開け、自作のミュージックビデオをiPadを手放さすことなく作成できるのである。 今回GBをiPad 1でレビューを行った。途中でiPadが遅くなることもあったが、その他に以上はは見当たらなかった。iPad2では、そのような問題が発生する事は、まずないであろう。(書いている途中にGarage Band OS X MacがまだリリースしていないGB iOS projectsを開ける必要がある)GB iOSには全てのユーザーになにかしら利点はある。しかしながら、期待していた様な形でフィーチャーが提供されていない。他の音楽系アプリのデペロッパーにとっては、Mac OSX, iPad, GarageBandそしてLogic Proというコンビネーションは醜い目覚まし時計と言ったところであろうか。
RA