ダイバーシティ、 エクイティ、インクルージョン
私たちのコミュニティ、及び私たち自身の期待に十分応えられていないことを、私たちは認識しています。もっとやるべきことがあると、私たちは知っています。そして、それを実践していきます。
透明性と説明責任へのコミットメントの一環として、このセクションでは、ダイバーシティ(多様性)、 エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括)を向上させるための私たちのアクションの最新アップデートを、読者の皆さんにお知らせします。
このページは私たちの活動に合わせて発展します。大型アナウンスや、RAやダンスミュージック業界のダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンをサポートする事業の中で私たちが行う重要な取り組みへのコミットメントなどを含め、年間を通して更新していきます。
以下の情報に関するご質問や、私たちの活動に関するご意見などをお持ちの方は、[email protected]までご連絡ください。
エディトリアルアウトプット
ダンスミュージックとは、ディスコ、ハウス、テクノ、ジャングル、ドラム&ベース、ダブステップなど、クラブでDJがかける全てのものに私たちが使用する不完全な総称であり、元々はブラックミュージックです。しかしある時期から、それは自明のことではなくなりました。現在では多くの人たちが、これらのサウンドが持つブラックのルーツを知って驚きます。この観点のギャップに、RAや他の媒体は責任を負っています。
ここでの私たちの目標は、媒体としての焦点を根本的に変え、ミッションを考え直すことです。私たちのリーチとリソースを活用して黒人のアーティストとライターのエンパワーメントにコミットし、もっと一般的に言うと、私たちのシーンにおける社会的平等を推進するためにできること全てを実行します。
2020年
2020年6月、私たちは編集面におけるいくつかの改善点を、RAのエディターからのアップデートという記事の中でお伝えしました。そこから2020年12月までの半年間での達成事項は以下の通りです(日本語版サイトには未掲載のページも含まれますのでご了承ください):
• ステートメントの公開後、10人の新しい黒人ライターによる記事を掲載
• 7月以降に掲載したRewindレビューの90%は、ブラック・エレクトロニックミュージックのレコードにフォーカス
• 現時点までに公開した2020年のRA Podcastsのうち27本、あるいは54%はBIPOCのアーティストによるもの
• 現時点までに公開した2020年のRA Exchangesのうち19本、あるいは50%はBIPOCの業界関係者にフォーカス
• 特集記事のうち33本、あるいは47%はBIPOCのライターによる執筆で、そのうちの64%は女性あるいはノンバイナリーのライター
• 社内のスタイルガイドをアップデートし、9月にはRA初となる公のエディトリアルインテグリティガイドラインを公開しました。
• フリーランスライターのアクセシビリティと多様性を向上させるため、ライターとしてRAに寄稿するためのガイドを公開しました。
2021年
2021年前半のコミットメントを立てました。年末のアップデートでもお伝えしましたが、改めて以下の通りまとめました:
• 黒人やその他の周縁化されたコミュニティのために活動する団体への継続的な財政支援をするという公約の一環として、2021年、RAはパートナーシップを介し、最低5万ポンド(約700万円)を黒人や周縁化されたコミュニティの支援に充当します。まずはBlack Minds Matterとのパートナーシップから始まり、その中には1月にスタートする年間特集シリーズが含まれます。
• 映像コンテンツのうち最低40%はBIPOCのアーティストとコレクティヴにフォーカス
• 映像コンテンツのうち最低40%は女性にフォーカス
• 全レビューの最低40%はBIPOCのアーティストによる音楽にフォーカス
• 特集記事の最低30%はBIPOCのアーティストにフォーカス
• 特集記事の最低30%は女性にフォーカス
• 映像コンテンツのうち最低10%はトランスジェンダーとノンバイナリーのアーティストにフォーカス
• RA PodcastsとRA Exchangesのうち最低50%は女性にフォーカス、3分の1はBIPOCのアーティストにフォーカス
• 特集記事の最低25%はBIPOCのジャーナリストが執筆
• 特集記事の最低35%は女性が執筆
• エレクトロニックミュージックシーンにおいて過小評価されてきたストーリーを伝えることに特化した特集シリーズを掲載します。プロジェクトの一部は2021年初頭にローンチ予定です。
• 私たちは、今後もより多様なライター陣を目指し努力していきます。経験を積んだジャーナリストのほか、私たちは未経験者も歓迎しており、初心者ライターがスキルを磨くための時間とリソースも確保します。
2021年夏頃に、これらのコミットメントに対する私たちのパフォーマンスをこちらのページでお知らせします。
スタッフとコントリビューター
RAは当社のスタッフ及びコントリビューターが、私たちの事業のあらゆるレベルにおいて、私たちが代弁するシーンとコミュニティを反映することを約束します。このエリアにおいてはまだまだ改善が必要であり、特に上級幹部チームにはより多様な意見が重要であることを理解しています。
近年、私たちは雇用者として、そして組織として、私たち自身を向上させる努力をしてきました。今後もより一層努力していくことを約束します。スタッフと雇用に対する私たちの現在のコミットメントは以下の通りです:
• 事業を展開する地域やRAが代弁者となるコミュニティを代表するような、より多様な人員構成を目指します。
• 採用プロセスを継続的に見直し、改善することによって幅広い候補者の中から可能な限り偏見なく採用することで、少数派コミュニティの雇用促進に努めます。
• フルタイム、パートタイム、臨時スタッフ、あるいはフリーランスなど、当社の雇用下にある全ての人たちに平等さと公平さを提供し、敬意を払います。
• いじめ、ハラスメント、マイクロアグレッション、虐待、差別のない、全てのスタッフの個人差や貢献が認められ、評価される職場環境を作り、全ての人のための尊厳と敬意を推進します。
• 私たちの世界各地のオフィス、及び当社が事業展開する全ての都市においては、年齢、障害、性転換、結婚及びシビルパートナーシップ、妊娠及び出産、人種(肌の色や国籍、民族、出身国を含む)、宗教や信仰、性別(ジェンダー)、性的指向といった保護特性に関し、英国の2010年平等法の原則の適用を確実にします。
• ダイバーシティ、 エクイティ、インクルージョンにまつわる全ての問題に関連して、人材育成に継続的に投資します。
2020年夏、私たちは私たちのスタッフ及びコミュニティに対していくつかのコミットメントを掲げました。2020年までの達成事項は以下の通りです:
• RA社内外の採用プロセスの詳細な見直しを実施し、包括的な採用方針にアップデートしました。詳細は2021年初めにこちらのページでお知らせします。
• 2020年、私たちは社内外のダイバーシティ、 エクイティ、インクルージョンの問題に対するコミットメントへの説明責任を、RAとそのリーダーが果たすために、スタッフ主導のダイバーシティ、インクルージョン&アウェアネス委員会を設立しました。同委員会は、あらゆるレベルの意思決定においてより良い表現を促進することも目的としています。
• 採用ネットワークをさらに拡大しました。私たちは現在、BYP、SocialFIXT、shesaid.so、shecancode、WXMB2のような様々な採用関連の組織と連携し、欠員が出た際には幅広い候補者を惹きつけるようにしています。
以下は現在進行中、あるいは間もなく達成予定のプロジェクトです:
• 2021年より、RAは正式にStonewallのDiversity Championとなりました。本プログラムを通し、RAは当社のインクルーシビティ監査するStonewallのWorkplace Equality Indexに参加します。結果が発表され次第、こちらのページでお知らせします。
• RAは現在Hustle Crewと連携し、全スタッフを対象にアンコンシャスバイアスとインクルージョンのトレーニングを計画中です。2021年初めに開始予定。
現在、当社のスタッフのダイバーシティプロファイルの実施にご協力いただける外部のパートナーを選定中です。調査結果は2021年春に公開します
2021年初めに、Black Young Professionals(BYP)がRAの全スタッフを対象にアンコンシャスバイアスのワークショップを実施します。
2020年の出来事が私たちのスタッフに与えたストレスを鑑み、2021年末に各オフィス及び部署のメンタルヘルスファーストエイド受講を約束します。最初のトレーニングセッションは2021年1月に実地予定です。
上記のプログラムについてご意見のある方は、[email protected]までご連絡下さい。
ダイバーシティ、インクルージョン&アウェアネス委員会
ダイバーシティ、インクルージョン&アウェアネス委員会(DIAC)は、2020年に設立された独立したグループです。2人の常任メンバーと、半年から1年間で交代する各部署代表の6人の非常任メンバーで構成されています。
社内のあらゆるレベルのスタッフを代表するこのグループの目的は、RAの職場文化を改善し、人種的不平等やその他の形態の差別に取り組むことです。DIACは、ダイバーシティとインクルージョンに対する責任をRAの各部署に課すことによってそれを実現すると共に、人事部と綿密に連携しながら、スタッフメンバーの教育と多様で包括性のある職場づくりを目指します。DIACの活動成果は、2021年よりダイバーシティに関する半年ごとの報告の中でお伝えします。